【第2780例会】石川良興ガバナー公式訪問(2022年10月6日例会)

会長時間

『海女』
 本日は、国際ロータリー第2710地区ガバナー・石川良興様、地区副代表幹事・竹村恭典様、G8ガバナー補佐・廣幡勝祐様、補佐幹事・安本政基様をお迎え致しまして、ガバナー公式訪問例会を開催致します。心より歓迎の意を申し上げます。
 そして、今日この記念すべき公式訪問例会で、今年度初めての新入会員・村上和秀さんを迎える事ができました。ロータリーバッヂは石川ガバナーよりつけていただきたいと思います。
 さて、ご門徒の家にお参りに行った時、そこの80代のご主人がこう話されました。
 「高齢者の事故が多くなったから、新しくセーフティーサポート機能の付いた車を買おうと思うと若い者に話をすると、お父さん、いつまで車に乗るつもりなのか、高齢者の事故が多いんだからもう免許返しんさいと言われた」と嘆かれていました。
 この話を聞いて、私はふと思い出した出来事があります。それはまだ娘が小学生の頃の話です。おもちゃで散らかしている子供部屋を片付けるように言ったところ、
 「片付けても、どうせすぐ散らかるんだから、片付けなくてもいっしょでしょ」
と娘は口ごたえしましたので、
 「なら、ごはん食べても、どうせすぐお腹がすくんだから、ごはん食べなくていいな」
と私は言い返しました。
 しかし、後でこれは屁理屈であって、娘には何も伝わってないのではないかと少し反省しました。なぜなら、片付けない事を否定はしていますが、片付けることの意味を答えてあげてないからです。
 「どうせ死ぬのだから、適当に生きればいい」という問いに対して、
 「それなら、今すぐ死ねばいい」と答えたことと変わりません。

 『浜までは 海女も蓑着る 時雨かな』
 これは江戸時代の俳人、滝野瓢水の句ですが、この句は海女たちの、どうせ海水で全身濡れるのだけれども、せめて浜までは時雨で身体を冷やさないよう蓑を着て行こうという、わが身を思いやる姿が詠われています。
 人はいつかは必ず死にます。とは言え、「どうせ死ぬのだから努力など空しい、適当に生きれば良い」と考えるのは怠慢です。どうせ死ぬ命だからこそ、なおさら今ある命を大切に生きなければなりません。この句は最後まで精一杯、努力して生きることが大切だと教えてくれているように思います。
 我々ロータリアンにとっては、ポール・ハリスが示されているトーマス・カーライルの言葉、「一生懸命誠実に一つの事を成しとげようとする努力」を生涯続けていく事が肝要であります。

村上会員 入会式

国際ロータリー第2710地区 石川良興ガバナー 卓話

本日のお客さま

RI第2710地区ガバナー 石川 良興 様
RI第2710地区随行幹事 竹村 恭典 様
RI第2710地区ガバナー補佐G8 廣幡 勝祐 様
RI第2710地区ガバナー補佐幹事G8  安本 政基 様
西条RC奨学生 劉一杰 様