【第2624例会】新入会員卓話 三名田多佳男会員(2018年4月26日例会)
例会プログラム:新入会員卓話 三名田多佳男会員
卓話者:三名田多佳男会員(もみじ銀行西条支店長)
皆さんこんにちは。昨年10月5日に入会させていただきました、もみじ銀行西条支店の三名田です。本日は貴重なお時間を戴きありがとうございます。皆さまの参考になるようなお話は出来ませんが、折角の機会を戴きましたので、私の人となりを知っていただければと思います。
それでは改めまして自己紹介をさせていただきます。私は昭和40年8月2日生まれの52歳です。家族は妻と高校二年の長女、中学2年生の長男の4人家族です。先月の家族例会では大変楽しく過ごさせて頂き、又ビンゴゲームで子供二人ともが図書券を戴き、久しぶりに私の株が上がりました。本当にありがとうございました。
現在は広島市東区の中山新町に住んでおりますが、幼少時から高校2年までの大半を安芸郡熊野町で過ごしました。皆さまご存知の通り、熊野町は「筆の町」として発展していきました。一言で筆と申しましても「書筆」「画筆」「化粧筆」の3つに分けられます。中でも化粧筆は2011年のサッカー女子ワールドカップにおいて、なでしこジャパンが優勝し国民栄誉賞を受賞した際の副賞として贈答され大きな注目を浴びました。
熊野町で筆産業が栄えた歴史について簡単にお話しさせて頂きます。元々農業を主とした町でしたが、小さな盆地で農地が狭く、農業の閑散期には多くの人が奈良や和歌山に出稼ぎに行っていました。そこで得たお金を使って奈良地方で筆や墨を買い入れて、それを途中の町や村で売りながら熊野に帰っていました。このようなことが繰り返されているうちの江戸中期に兵庫県有馬で筆づくりを4年間学んだ若者が、熊野に筆づくりの技術を持ち帰り、町内で熱心に広げ、現在に至るようです。
私が幼少の時は近所に書道教室も多く、小学校から書道の授業もあり、私の母も含めての主婦の多くは筆に係る内職をしているなど筆が大変身近だったことを記憶しております。
熊野の小・中学校に通い、高2までは熊野高校で学びました。熊野高校では父の影響で剣道部に所属していました。私の人生で肉体的に一番きつかったのは当時の剣道部の掛かり稽古だと思っています。以降、体力的に辛い時は「あの時の掛かり稽古に比べれば」という気持ちの支えとなっています。
高2の夏に父の仕事の関係で呉の三津田高校へ転入しました。転入試験は受けましたが、私が転入したクラスの女子生徒が長期病欠となる欠員に入った形となり、「なんだ男が入るのか」と冷たい視線を感じたような記憶があります。三津田高校で有名な卒業生には野球監督として活躍された広岡達郎氏とミュージシャンの浜田省吾氏がおられます。この西条ロータリーにも先輩がおられ、心強く思っております。
昭和59年4月に京都の立命館大学経済学部に入学しました。実家はあまり裕福ではありませんでしたから、仕送り6万でバイト漬けの毎日でした。当時の家賃は1万5千円、共同トイレの共同炊事場、風呂なしと貧乏学生の部類でしたが、楽しい思い出しかありません。
野球の関西大学リーグにおける同志社大学との一戦は、立同戦と呼んでおり、応援の度に愛校心を新たにしていました。余談ですが、同学年には後にヤクルトで活躍した古田敦也さんがいました。そして昭和63年3月に立命館大学を卒業し、広島相互銀行に入行しました。
私の銀行員生活を振り返ってみると、銀行名が2回変わりました。昭和63年4月に呉支店に入行したのは広島相互銀行でした。平成元年に普通銀行へ転換した際に、当時からの「ヒロソー」の愛称を生かす為に、広島総合銀行となりました。当時の頭取は今年2月に99歳で亡くなられた篠原康次郎氏でした。平成16年には同じ第二地銀であるせとうち銀行と合併し、現在のもみじ銀行となりました。平成18年には山口フィナンシャルグループの子銀行となりました。4月、10月の期首支店長会議はグループ子銀行である山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の支店長約300名が下関に集められ、合同で執り行われています。初めてその支店長会議に参加した際、私自身が統合前の平成17、18年に当時の広島総合銀行下関支店に勤務していた経験がありましたので、下関の街は全く違って見えたような気がしたのを記憶しています。今もお付き合いの長いお客さまから「ヒロソーさん」と声を掛けられることがあります。先程申しました銀行の変遷がありましたが、旧広島相互銀行に入行した者として、ヒロソーらしさは後輩に伝えていかなければと思っております。
次にもみじ銀行の紹介をさせて戴きます。もみじ銀行のイメージキャラクターはカープの丸佳浩選手にお願いしております。元々レギュラーを勝ち取る前、弊行からカープ球団にイメージキャラクターとして選手の推薦をお願いした所、松田オーナーから丸選手を強く勧められたと聞いております。昨年はMVPを獲得し、今年も中軸打者として申し分ない活躍をしている丸選手ですが、今年でFA権を取得します。動向が大変気になるところですが、とある筋にお聞きした話ではカープから来年は出るつもりは今のところないようです。一カープファンとしても是非カープ一筋でお願いしたい選手です。
そんなカープ球団とのご縁から弊行が看板商品となる定期預金「カープⅤ預金」を取り扱い始めて20数年となります。この商品はAクラスになると順位に応じて金利の上乗せがある商品ですが、発売以降、Bクラス続きで「もみじ銀行がカープ預金を始めてからカープはずっと駄目じゃ」とお叱りを受けることもありました。それが一昨年のリーグ優勝の年は発売最終日の6月30日、カープⅤ預金を預けにご来店いただくお客さまで窓口が溢れかえり、その一日だけで1億円以上のカープ預金をお預けいただきました。私の銀行員生活でもない経験でしたし、カープファンの優勝への熱気を肌で感じた一日でもありました。
もみじ銀行の看板商品をもう一つご紹介させていただきますと、「宝くじ付き定期預金」があります。こちらの商品は100万円について宝くじ5枚を進呈する商品となっています。
こちらの商品も取り扱いを始めて10数年になりますが、発売当初はお客さまのご自宅に宝くじの現物を郵送でお送りしていました。しかしながら稀にお留守等で郵便返戻となり、お客さまのお手元に宝くじが届いたのが、当選発表の後となり、「もみじ銀行は外れくじを寄越した」と大変お叱りを受けたこともありました。現在は宝くじの現物はお送りせず、抽選番号のみを一般郵便でお客さまに通知し、当選金は口座にお振込みをさせていただいています。因みに昨年末の年末ジャンボで弊行宝くじ定期のお客さまで7億円の高額当選をされた方がいらっしゃいます。私ではありません。例えば何も知らずに残高は10万円の通帳を記帳され、記帳後の通帳残高が7億10万円になっていると言う奇跡が起こるかもしれません。期間限定で取り扱いをしておりますので宜しくお願い致します。
話が若干変わりますが、私が渉外係の時に懇意にしていただいたある社長夫婦のエピソードを一つ、お話させて下さい。私が嫁と喧嘩する度にその話を思い出し、自分を戒めています。その会社はご主人である社長がご苦労してご創業された自動車修理業者でした。従業員は10名程で奥さまは経理をご担当されていました。お互いの誕生日には必ずプレゼントを贈り合う大変仲の良いご夫婦で、嫁に何もしない私はいつもご指導を受けていました。それはある日奥さまから何気なくお話し頂いた、お二人でゴルフの打ちっぱなしに行った時のお話しでした。ゴルフ初心者の奥さまはご主人の隣の打席でクラブを振っていたのですが、奥さまが不用意に屈んだ際、反対隣りで振っていたお客さんのドライバーが奥さまの頭に当たったそうです。奥さまは頭から血を流しているにも関わらず、その社長は奥さまに目もくれず、ドライバーを当てたそのお客さんに「うちの妻の不注意で申し訳ありません」と真っ先にお詫びされたそうです。これはご夫婦がお互いを余程信頼しあっていないと言えない一言だと思います。我が身を顧みますと、妻から「カープが負けると機嫌が悪くなる」「タバコを隠れて吸う」等など些細な事から喧嘩が絶えません。機会があれはロータリーの皆さま方に夫婦円満の秘訣をご教授頂ければ幸いです。
最後になりますが、昨年弊行のOBの方がお亡くなりになり弔問にお邪魔しました。その方は西条ロータリークラブの名誉会員になられていた森川正義氏でご長男、ご長女とお話しさせていただきました。森川氏は当時の広島相互銀行西条支店の初代支店長で、入行と同時に支店長の職に就かれたそうです。ロータリー活動も精力的に務められ、特に奨学生のお世話を熱心にされていたとお聞きしました。私自身を顧みて、西条ロータリークラブに入会させていただき7ヶ月が経ちますが、まだまだ右も左も分かっておらず恥ずかしい限りです。これから皆さまと親交を深めることでロータリー精神を身に着けて参りたいと思いますので今後とも宜しくお願い致します。取り止めのない話となりましたが、以上を持ちまして私の卓話とさせて頂きます。ご清聴ありがとうございました。
新入会員入会式
新入会員:上野伸典会員(広島信用金庫西条支店長)
みなさんこんにちは。
ただいまご紹介いただきました広島信用金庫西条支店 支店長の上野でございます。
先ほど事務局佐古さんに確認したところ、昭和51年に広島信用金庫西条支店が出店して当時の支店長が入会させていだだき、私で17代目ということでございます。先輩方が築き上げた伝統とロータリークラブの伝統を守って、永遠に西条支店に着任ということはないですけれども在任中はしっかり頑張りますので、どうぞみなさんよろしくお願いします。有難うございました。
米山奨学生 紹介
米山奨学生 余 盼盼 さん
ご紹介いただきました余盼盼(ヨ ハンハン)と申します。余(ヨ)と呼んでいただけたらと思います。有難うございます。よろしくお願いいたします。広島大学博士課程後期の3年生で、遠藤周作という作家について研究しております。私もまだ沢山のことを知らないので、遠藤周作を読んだことがある方あるいは興味がある方がいらっしゃれば声をかけていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
「タイの恵まれない子供たちを支援する会」への支援金 贈呈
国際奉仕委員会 本田委員長
4月22日、福岡で開催された「タイ山岳民族家庭崩壊児童施設」山本氏との交流会に出席し、西条ロータリークラブからの支援金を山本様にお渡ししました。「タイの恵まれない子供たちを支援する会」には40名の皆さんが参加され支援活動をされて、支援金40万円が集まり、この事が、4月23日の産経新聞で紹介されていました。