【第2615例会】西条ロータリークラブ奨学生の卓話(2018年2月8日例会)
例会プログラム:西条ロータリークラブ奨学生の卓話
卓話テーマ:「旅」
卓話者:屈 凌 さん(西条ロータリークラブ奨学生)
こんにちは。テーマは旅、中国から日本に来てと言う話です。テーマをなぜ旅にしたのかについては2つの理由があります。一つは私は日本に来る事はもともと長い旅だと思っていました。私は中国で大学院を卒業して就職しなければならない歳なんです。でも日本語を勉強し始めてから日本に来ることをずっと夢に思っていました。中国の大学院を出て1年半ぐらい働いてお金を貯めてやっと日本に行きました。そして私にとってはここで修士の学位を取ることよりも多分ここで生活して体験することの方が目的だと言っていいです。だからこれは私にとっては長い旅になります。もう一つの理由は日本企業のヒットポイントが開発した旅カエルというスマホのゲームからの発想です。このゲームの主人公は緑の小さいカエルです。ゲームの操作はイワカラのローパーを収穫して、小屋に住む緑のカエルに与えます。カエルは好きな時にお弁当持って旅に出たり好きな時に帰ったり、旅先では写真とかメールとかお土産として飼い主の私に送ってくれたりします。このゲームは日本ではあまり知られていないようですが、中国では大人気です。このゲームは日本語の内容しかないんですが、中国ではそれだけの魅力がある原因の一つは、親と子供の関係と社会現象を反映させているからと言われています。私も最近このゲームにハマっているのでテーマを旅しようかなと思いついたのです。以上がこのテーマの理由です。
次は簡単な自己紹介です。私の出身地は中国陜西省の西安市です西安は陜西省の中心の街です。家族は4人家族で父と母と兄がいます。中国では大学で日本語を専門としています。西安外国語大学学部生の時は日本語について4年間勉強していました。それから上海に行って上海交通大学の大学院で日本の言語学の勉強をしました。主に日本の語意についての勉強なんですが、修士のテーマは日本と中国の慣用句について腹に関する研究です。
日本で腹が立つと言う慣用句があって、日本人は当たり前のようによく使っているんですが、外国人の私たちにとってはなんで怒る時は腹が立つって言うんですかと、自分なりに分析していました。中国でも腹が立って怒ったり笑ったりする時もありますので両者を比較してやっていました。その頃は上海でちょっと仕事してから1年半ぐらい働いて日本留学として広島大学にやってきました。広島大学では社会学研究科で民法の勉強をしています。なぜいきなり言語から民法を専門にしたのかと言うと、中国では上海交通大学で労働法についてのシンポジウムがあって、私はシンポジウムの通訳としてやりました。その時私の場所で行ったとこは、私より日本語もお上手で法律に詳しい人がたくさんいることに、ほんとに何も知らないと思っています。日本語が上手で法律も達者な方がいて、自分も続けて勉強しなきゃいけないなと思って、法律にも興味を持つようになり、いつか法律の勉強をしたいなと思いました。そのことでどうせ勉強するなら私の大好きな日本語を生かして、法律の勉強をしたいと思って、広島大学に来て法律の勉強を始めたんです。
次は、趣味ですが、別にないと言っていいんですが、強いて言えば言葉に興味があるので外国語の勉強が好きなんです。広大に来てから民法の関係でドイツ語をちょっとだけ勉強しまして、今は韓国語の勉強やっています。
韓国人の親しい友達がいるので、いつか韓国語で交流できたらいいと思っています。次は私が卒業したら何をするかって言うと、決まっているのは上海にある企業に日本の通訳として就職します。この会社は日本の大阪で販売の代理店のようなことをして、しょっちゅう交流とか出張もありますので、女子の通訳としてやります。
最後は夢です私はほんとに日本語が大好きなので、本当は立派な通訳になれたらと思います。
以上が簡単な自己紹介です。
2015年9月に広島に来ました。10月から広島大学社会科学研究科の研究生として入学し、翌年2月まで大学院の入学試験の準備を行いました。
2016年4月に広島大学社会科学研究科法政システム博士課程前期に入学しました。
写真は、大学の校舎と、住んでいます寺家のアパートです。
下の写真は、2015年10月のハロウィンの時に一人でアパートで勉強していた時に遊びでみかんに書いたものです。
2016年9月に東日本大震災のボランティア活動に一週間参加しました。
目的地は宮古だったので、新幹線で盛岡まで行き、一泊して次の日にバスで4時間くらいで宮古に着きました。そこからボランティア活動を始めたんです。
宮古でのボランティアは、主には市役所や役場などへの訪問です。
東北に来て感じたことが2つあります。
東北では景色がほんとにきれいです。見たことの無い美しい景色です。
もう一つはほんとに人が少ないです。お年寄りがほとんどで若い人があまりいない所です。震災の影響もあって人が少なくなっています。
私たちが行ったときはちょうど台風10号の時なので、豪雨に見舞われて被害が出ていましたので、ほんとの意味でのボランティア活動になりました。宮古市の株式会社文化印刷で、ボランティアとして泥出しをしました。朝10時から午後まで働いて、向こうの人が用意してくれたカレーです。
2016年11月に研究室の人と、神石高原町に行って、法律の話をしました。
2017年1月、尾道にて憲法カフェを行ったり、しまなみ海道をサイクリングしました。
2017年6月、岩国でホタル観賞をしました。
2017年12月、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行き、日本人の友達の家に泊まり思い出となっています。
西条ロータリークラブも旅の一つです。
このクラブは、私の日本留学の夢を支えてくれました、そしてロータリーについて教えてくれました。岩国でロータリーの活動を見て、親しみがわきました。最後には、誇りに思うことを増やしてくれました。それから、家族例会も参加させて戴いて、本当にいい思い出になりました。
最後に中国語と日本語で同じ言葉ですが、違う意味を持つ言葉を紹介します。
愛人は妻又は夫・大丈夫は一人前の男・娘は母親・手紙はトイレットペーパー・勉強は無理強いする・怪我は私のせいだ・床はベッド・新聞はニュース・机は機械のことです。
最後は、この一年間お世話になりありがとうございました。