【第2606例会】職場例会(2017年11月16日例会)

例会プログラム:職場例会 富士機械工業株式会社

社長挨拶
富士機械工業㈱ 代表取締役社長 和田 隆雅 会員

西条ロータリークラブの皆様、こんにちは。 当社・社長の和田でございます。
本日は、ロータリークラブ活動の一環としての職場例会の会場として、当社をお選び戴き、誠にありがとうございます。
しかしながら、この本社社屋は、先月末に完成したばかりで、まだ事務所の体をなしておらず、暖かいお茶やコーヒーのサービスが出来ませんことをお詫びいたします。ところで、新社屋建設の目的は、業務の効率化と、これまでの生産管理事務所を工場とすることによる生産能力向上・社員のモラールアップ並びにリクルート効果への期待等ですが、最上階に、社員の心身の健康維持並び増進の為、そして、憩いの場としてのリフレッシュコーナーも設けております。
さて、会社経営に対する私の理念は、「天は自ら助くる者を助く。」です。
具体的には、例え規模は小さくとも「独立自尊」、「自主独立」のメーカーであり続けること、それと、私にでは無く、当社、富士機械工業に対して誇りと愛社心を持ち、挑戦心溢れる社員の集団造りです。
また、私の卒業した大学の校歌に「集まり散じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光」という一節がありますが、当社を定年で卒業されたO/B会の会員も140名を突破し、定期的に交流もしておりますし、現役社員並びにO/B社員の皆さん方の「心の拠り所」となる、そんな会社でありたいと願っています。
直近の業績は、利益は公表しておりませんが、売上高は160億3,000万円であり、実質、無借金経営でもあります。
また、当社が対象とするマーケットの規模は大変小さいのですが、フィルムへの印刷機械メーカーは、関西以西では当社のみであり、国内売上高はNO,1です。
金属への印刷機械の売上高も、先ほど会長より紹介され、気恥ずかしいのですが、やはり国内NO,1であり、且つ、日本ではオンリーワン企業でもあります。残念ですが、本日はその工場を見学される時間がございません。
海外への輸出比率は50%強で、英語・中国語を流暢に操る海外営業員が10名居り、主として、英・独・伊・スイスなどのヨーロッパの印刷機械メーカーと戦っております。
そして、海外営業員だけで無く、メンテナンス・サービス並びに、機械の据え付け等で、毎日、社員の誰かが海外で活躍しております。
尚、先月、当社の東側にある、マツダさんの社宅跡地、5,000坪の更地を譲り受けましたので、これから、社員の駐車場用地並びにジャストインタイムの生産活動を目指しての物流センターとして活用致します。
更に、技術変革の激しい今の時代は、私ども一社では技術的知見やオペレーションノウハウの不足する分野もあり、特に、近時は、大学並びに、機密保持契約を結んでの大手のお客様との共同開発案件も増えておりますので、次の時代に備えて、旧・事務所を解体して、主として、開発やテストを行うための「富士機械工業・技術研究所」の新設を目論んでおります。
以上で、私の独善的なお話は終了し、例会終了後、製造部門の責任者である、重岡取締役製造部長が、当社の概要説明と、工場のご案内をさせて戴きます。どうぞ、お時間の許す限りじっくり見学されて、多くのご質問、アドヴァイスなど頂戴戴ければ幸甚でございます。
尚、お手元に工場見学の記念品として、当社の社標入り筆記用具を置いておりますので、ご自由にお持ち帰りください。
最後になりましたが、クラブの皆様から、立派な胡蝶蘭を頂戴しましたことに対し、心から感謝申し上げます。それでは、本日は、どうぞ宜しくお願い致します。

会社概要説明
富士機械工業㈱ 取締役製造部長 重岡 昭弘 様

食品梱包用等に使用されるフィルムに印刷する機械や缶コーヒー等に使用される金属印刷機、又、電気自動車やスマートフォン等に使用されるリチウム電池のコーティングを行う機械等を製造している旨説明を受けました。